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広島の土砂災害でポイントとなった真砂土(まさど)とバックビルディング [ニュース]

広島の土砂災害。連日、ニュースで放送されていますが、
知れば知るほど、自然災害の怖さを実感させられる
出来事でした。

さて今回の広島の土砂災害ですが、一番気になるのが地質。
西日本に多いとされる花崗岩が堆積した土壌、まさど。
漢字で書くと、真砂土と書き、まさつちとも読まれる
こともあるそうです。

そんな真砂土(まさど)ですが、どんな特徴があるのか?

これはニュースで紹介されていたのですが、
真砂土(まさど)は少しの水分では粘着力が出る感じなのですが、
多量の水分を含むと、弱くなりやすい土という特徴にあるとのこと。

実験でも真砂土(まさど)で作った斜面に人工的に
130mmの雨を降らせたのですが、あっけなく斜面崩落していました。

今回の広島の土砂災害では、1時間に100mmを超える猛烈な雨
が降り、また3時間で史上最多の217.5mmというありえないような
雨が、弱い真砂土(まさど)にもろに影響した結果、最悪の結果に
つながってしまったと言えます。

また、この猛烈な雨ですが、ニュースでは
バックビルディング現象が起こり、積乱雲がここまで大量の雨を
降らせたと考えられています。

ちなみに積乱雲は、だいたい1時間程度で消滅するものと
言われていますが、今回、バックビルディング現象により
積乱雲が次々出来てしまったことで、大量の雨が降ったと
考えられています。

弱い土、そこにありえないくらいの大量の雨の二つが
重なり、今回の甚大な被害を生み出してしまった広島の土砂災害。

広島の土砂災害ですが、斜面が崩れた場所以外にも、
その近辺も、崩れてもおかしくない状況ということで、
今後、雨が降ったときのことが心配です。

過去には安佐北区で土砂災害が起こっていることから
考えても、もう少し対策を講じることが出来なかったのか?
と悔やまれるばかりです。

土砂災害危険箇所が約3万2000箇所もある広島。
もちろん、対策を講じているということですが、
ここ最近、日本で起こる短時間の豪雨のことを考えて
さらにピッチをあげて対策を講じる必要があるのではないでしょうか。

今回の広島の土砂災害。まだ不明な方もいるとのことなので
早く見つかることを祈っています。
またこれ以上、被害が拡大するようなことがないことも。

以上、広島の土砂災害でポイントとなった真砂土(まさど)とバックビルディング
についての記事でした。
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共通テーマ:日記・雑感

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